もしReproを購入したら…

Reproはとても近未来的な多機能かつ高機能な調理機器です。その分、使い方や設定方法が難しいと感じる方もいらっしゃるかと。
それでも勇気を持ってご購入いただいた方に、最も回り道しないで使い方や設定方法をマスターする方法を説明させていただきます。

(1)取扱説明書をサラッと流し読みする

当然ながらメーカーとしては、取扱説明書をきちんと隅から隅まで熟読してほしいわけですが、現実にそんな模範的な方はごく少数派。(と言うかRepro開発チームスタッフも、他社の家電製品など、隅から隅までトリセツを読んだことはないかも…)

本当は大事なことがたくさん記載されているのですが、実際にトリセツを読んで使い方を理解するのは結構な負担です。なので開発者として絶対に読んでいただきたいところを一つだけピックアップします。
5ページにある、赤枠の部分です。

「Reproの両側面と背面を壁から最低10cmは離して設置してください」

Reproはエッジの立った長方形なので、つい壁の角にピッタリ収めたくなる衝動に駆られますが、上記写真のように、本体底面の給気口からファンで空気を取り入れ、本体背面の排気口から排気して、本体内部を「空冷」しています。
この給排気を壁などで塞いでしまうと内部が異常に過熱され、事故や故障の原因になります。これまでの故障の原因で最も多いのが、このパターンなので、ここだけはご注意ください。
そして、ここからはいったんトリセツから離れ、Repro公式サイトを見た方が順を追って設定方法を説明しているので、手っ取り早くReproを使える状態にすることができます。

(2)Repro公式サイトSUPPORTページ「初期設定の方法」を見ながら設定する

ここが、「最初の難関」です。Reproは、スマホ・タブレットにインストールした公式アプリとWi-Fiで接続する必要があります。
まず、アプリをダウンロード・インストールして、サーバーにユーザー情報を送信しないと「製品登録」ができません。(=1年間の無償保証が受けられない)
さらにWi-Fi経由でRepro本体と接続して「オーナー登録」をする必要があります。このオーナー登録を行わないと、アプリからレシピなどを送信したり、プログラムアップデートもできなくなるので、これも必須の作業です。
でも「初期設定の方法ページ」を読みながら順番に作業していけば、かなり丁寧に説明しているので簡単なはずです。

(3)万が一うまく初期設定できない時は公式サイトの「どうしてもWi-Fi経由でReproに接続できない時の対処法」を読む

前の段落で「簡単なはずです。」と言いながら、『「初期設定の方法」と同じ順番で作業したのにうまく本体と接続できない』という場合も、まれにあります。
それらは、Wi-Fiルーター側の設定に起因していることがほとんどです。そんな時はルーターの設定などトラブルシューティングの方法を説明している公式サイトのコラム記事

「どうしてもWi-Fi経由でReproに接続できない時の対処法」

を読んでみてください。まず多くの場合は、これで解決する、もしくは解決方法が見つかるはずです。

(4)公式サイト「Reproの基本的な操作方法」を読む

初期設定が完了したら、次はReproの基本的な使い方を覚えましょう。
Reproは、これまでにない調理機器なので、聞き慣れない用語もいくつかあります。そして見慣れないアイコンも色々あります。そもそも本体のボタンが何なのか?も分からないかもしれません。まずは公式サイトSUPPORTページの「Reproの基本的な操作方法」を読んでみてください。
基本的な用語の説明から、公式アプリからRepro本体にレシピを送信して、料理を作る方法まで説明しています。

(5)公式サイト「本体でレシピを作る」を読んで、ためしにレシピを作ってみる

基本的な使い方をマスターしたら、公式サイトSUPPORTページの「本体でレシピを作る」を読みながら、自分で実際にレシピを作ってみましょう。
一番シンプルなレシピの作り方は、Repro本体のボタンをピコピコ操作しながら作る方法です。このページでは、単純にお湯を沸かすレシピから、「豚汁」の作り方まで細かく操作方法や、レシピの考え方を説明しています。

(6)公式サイト「アプリでレシピを作る」を読んで、ちゃんとしたレシピを作る

これでレシピを自作することができるようになったはずですが、本体のボタンをピコピコ押しながら作る方法では、決定的にできないことがあります。
それはいわゆる「レシピサイト」にあるような、「材料の分量」や「作り方」などのテキスト情報があるレシピを作ることです。
自分だけのレシピであれば、本体のボタンピコピコだけで良いのですが、他の人が見ても分かるレシピ(例えば飲食店舗でスタッフが共有したり、自分のレシピをアプリに公開したり)はアプリでないとできません。
この作り方も公式サイトSUPPORTページの「Repro公式アプリでレシピを作る」に詳細に説明されています。
ちなみに、このページでは本体で作った「豚汁」のレシピを、材料・道具・作り方も書かれている完成形のレシピに進化させています。

(7)公式サイト コラム記事『なんで「外部センサー」を使わなきゃいけないの?』で基本的な疑問を解決する

一通りレシピの作り方が理解できると、色々な疑問が湧いてきます。例えば「鍋プロファイルシステム」で、本体センサーを使っても温度管理ができると、言っているのに、なんで外部センサーを使わないといけないんだろう?とか…
外部センサーはReproの最も特徴的なものですが、どうしてそれがあるのか?逆に言えば何で本体センサーだけではダメなのか?そんな根本的な疑問を解消してくれるのが、公式サイト コラム記事『なんで「外部センサー」を使わなきゃいけないの?』です。
とても素朴な疑問のように見えますが、その理由を理解していないと実際の料理で大失敗をすることもあるので、ぜひ理解しておいてください。

(8)公式サイト コラム記事『Reproの「沸騰のお話し」基礎編』で、さらに大切な問題を理解する

Reproのレシピを作っていると、加熱系の設定は「加熱(低)=30〜99℃」、「加熱(高)=100〜200℃」と「沸騰」という3種類の動作があることが分かります。
そもそもReproは「温度を1℃刻みでコントロールする=温度を一定に保つ」ための調理機器なので、前の2つは簡単に理解できますが、「沸騰って何に使うの?」という疑問が湧いてきます。Reproで言う「沸騰」とは、普通にみなさんが思い出す、あのぐつぐつした「沸騰」の意味では必ずしもありません。
でも、この「沸騰」アクションを理解しないと、写真の魯肉(ルーロー)や炊飯など、いわゆる「煮上げる系」の煮物を作ることができません。公式サイト コラム記事

Reproの「沸騰のお話し」基礎編

を読んで、Reproにおける「沸騰」の概念を理解してください。
ちょっと理科の授業のようなお話しも出てきますが、小学校の理科の実験で使ったアルコールランプから、これまでのガスコンロやIHクッキングヒーターで知っている「沸騰の常識」をくつがえして、ワンステップ上の「Repro使い」になってください。
ここまでくれば、Reproの「基本的な使い方はほぼ完全に理解した」と言っても過言ではありません。

(9)公式サイト コラム記事「ReproのちょっとしたTipsと注意点その1」で便利機能を知る

最後に、もろもろの便利機能や注意点を、公式サイト コラム記事

ReproのちょっとしたTipsと注意点その1

を読んでおくと、とても役に立ちます。
例えば、
煮物を調理中にボタンパネルあたりに吹きこぼしてしまい、操作ができないけど拭こうとするとボタンをタップしてしまいそうになる時は、どうすれば良いか?
とか、
飲食店で使っているのだけど、もう少し操作音が小さくならないか?
などなど。
さまざまなTipsを知って、Reproを便利に使いこなしてください。

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