Repro公式サイトのコラム記事にもかかわらず、今回はReproを使わないレシピを紹介させていただきます。
今年の夏は猛暑だったから
今年の夏は猛暑だったので、ことさらビールが美味しかった。
そして今夏のマイブームだったビールの友が「マサラピーナッツ」です。皆さんはマサラピーナッツをご存知ですか？
チャットマサラ
マサラピーナッツと言うと、こんな感じの写真がよく検索に引っかかります。「マサラ」とはインドなどで複数のスパイスを調合した香辛料のこと。中国料理の五香粉（ウーシャンフェン）とかフレンチのカトルエピスに当たるものでしょうか。
カレーに使う「ガラムマサラ」が有名ですが、今回の主役は「チャットマサラ」です。インドではガラムマサラの次によく使われる複合香辛料で、チャットマサラと違うのはアムチュール（マンゴー）などの酸味があるパウダーが使われていることと、塩味が入っていることです。
上の写真のように典型的なマサラピーナッツは、チャットマサラをピーナッツの表面にまぶして炒めたもの。
ですが今回紹介したいマサラピーナッツは、こんな感じの食べ物です。
近所のインド料理屋さんで出されるマサラピーナッツは、写真のようにピーナッツとトマト、きゅうり、玉ねぎ、パクチーもしくは万能ねぎを和えた一種のサラダっぽい料理です。
注文するとすぐに出てくる居酒屋さんの「とりあえず的な一品」ですが、これが何しろビールに合う！軽く酸味を感じる粗みじん切りした野菜とバターピーナッツの塩味。これが次の一口を誘い、ビールが止まらなくなるんです。
で、インド料理屋の店長に聞いてみました。
「これって自分で作るの難しいんですか？」
「全然、簡単だよ〜 肉のハナマサで売ってるバターピーナッツと家にある野菜刻んで、チャットマサラと混ぜて、後はレモンを少し絞ればすぐできるよ〜」
え〜っ！そんなに簡単なの？
ということで、自分で作ってみることに。
必須食材のバターピーナッツとチャットマサラ
何はともあれ、まずは店長の言う通り「肉のハナマサ」に走って買ったのが、「プロ仕様バターピーナッツ500g」（中国産）。どこが「プロ仕様」なのかはよく分かりませんが…
そしてamazonで見つけた「チャンキー チャットマサラ100g」。898円（税込）でした。amazonの説明書きには、
マンゴーやザクロの爽やかな酸味と塩味の利いたミックススパイス「チャットマサラ」。サラダやフルーツ、豆腐、漬物にもいろいろ使えるお役立ちスパイス。 香辛料の調合が分からない方でも、今までレストランでしか食べれなかったインド料理を簡単に作れます。
と書いてあります。サラダはともかく、豆腐や漬物にもこれをかけるんですか。回りにそんな人見たことありませんが…
マサラピーナッツの材料
- バターピーナッツ 60〜70g
- チャットマサラ 3g
- きゅうり 30g
- 玉ねぎ 30g
- トマト 30g
- パクチー 3g
- レモン 1切れ
- チリパウダー（お好み） 適量
- クミンパウダー（お好み） 適量
マサラピーナッツの作り方
まずはチャットマサラ3gを取り分けておきます。
バターピーナッツはこれぐらいの分量で60gです。お店では野菜よりピーナッツの方が圧倒的に多いのですが、自作マサラピーナッツは野菜多めのヘルシー仕様にしてみました。
5cmぐらいの長さにきゅうりをカットすると、大体30gです。粗みじん切りにします。
ところで、インド料理にきゅうりなんて使うのかな？と思っていたのですが、なんときゅうりはインド原産の野菜。正確にはインド北部ヒマラヤ山麓が原産地だそうです。
なので、インド料理でもサラダなどによく使われる食材のようです。
玉ねぎ30gは、分かりにくいですが、大体一玉の1/6ぐらいでしょうか。これも粗みじん切りに。
トマトは、水分でビショビショになりがちなので、タネとわたを取り除いて皮の部分を粗みじん切りに。
パクチー3gは大体写真のような量です。これも粗みじん切りに。
材料をすべてボウルに入れてチャットマサラを振りかけ、よく混ぜます。
最後にサッとレモンを絞って、もう一度軽くかき混ぜます。
たったこれだけの工程で完成です。ちょっとピリ辛にしたい方はチリパウダーを。
チャットマサラにはもともとクミンが入っていますが、さらにクミンを立たせたい方はクミンパウダーをお好みで足してください。（お店ではチリパウダーもクミンパウダーも入っているようです）
まだまだ暑い日が続くかもしれません。そんな時にはキンキンに冷えたビールとマサラピーナッツの軽い酸味がたまりません。
