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給食の「春雨サラダ」が割り切れなかったです
なんか「春雨」というと「涼拌三絲(リャンバンサンスー)」=「春雨サラダ」、給食で主役になり切れない定番の「脇役おかず」っていうイメージがあるんですよね。
小学生のころ給食食べながら「これってなんか割り切れない味だなあ…」と思った記憶が蘇ります。
もしかして春雨のせいではなく、自分の通っていた小学校の給食の味付けのせいなのかもしれないとは思いつつ、「乾燥した春雨をまずお湯で戻す」って工程そのものも問題なのではないかと。
(ちなみに「給食自体」が嫌いなのではありません。映画やドラマの「おいしい給食」は大好きで、いつも楽しみに見ています。
春雨は水を吸うと4倍ぐらいに増えます。それだけ水を吸ったら、いくら「浸透圧で濃度差が…」とか言ったって、味がピンボケするのは当たり前かなあと。そんなにしょっぱい味付けや煮汁作るのもイヤですし…ということで、結論としては、
「春雨は、最初から煮汁で戻すべき!」
です。というか、そういう「派」です。
春雨には3種類あります
ということで、今回は「麻婆春雨」のレシピをご紹介するわけですが、豆知識として春雨の種類について。
ちなみに春雨には大きく3種類あります。
普通(日本)春雨
緑豆春雨
韓国春雨
普通(日本)春雨
普通(日本)春雨は、給食の春雨サラダのアレです。じゃがいもやさつまいものでんぷん質を原料にしています。春雨は本当は中国から昔伝来した食べ物だったので、原料は緑豆だったのですが、日本は緑豆の生育に向いていないらしく、現在では緑豆は100%輸入しています。ちなみに輸入した緑豆は何に使われるかと言うとなんと「もやし」です。あのもやしは「緑豆か大豆の子ども」です。
緑豆春雨
ちなみに緑豆春雨は、緑豆やえんどう豆のでんぷん質が原料の中国産ですが、緑豆は中国北部だけでなく、東南アジアとかでも栽培しているので、なんで日本では作れないのか不思議です。ちょっと普通春雨より腰が強くてプリプリ感がある感じです。
韓国春雨
韓国春雨は、チャプチェに使われているアレです。主にさつまいものでんぷん質で作られています。普通春雨よりモチモチ感がちょっと強い気がします。
肉汁が染み込んだ麻婆春雨の作り方
と言うことで、今回は乾燥した緑豆春雨を煮汁に直接投入することで、あの水っぽいピンボケした味を回避するレシピをこれからご紹介します。
使う道具は「シリコン樹脂加工のフライパン1枚(ただしふたがあるもの)」。Repro公式サイトのコラム記事ですから、当然Reproを使って作るわけですが、火加減さえ気を付ければガスコンロでも、普通のIHコンロでも基本的な作り方は一緒です。(加熱時間とかを自動化できないだけで)
ちなみに実際のレシピは、Repro公式アプリか、公式サイトの「麻婆春雨」をごらんください。
【材 料】(4人分)
- 豚ひき肉(合い挽き肉でも) 100g
- サラダ油 大さじ1/2(7.5ml)
- にんにく(みじん切り) 1/2片
- 長ネギ(みじん切り) 5cm分(10g)
- 緑豆春雨 50g
- ごま油 小さじ1(5ml)
- 豆板醤 小さじ1/2(3g)
【調味料】 - 酒 小さじ1(15ml)
- 水 カップ1/2(200ml)
- 濃口醤油 20ml
- グラニュー糖 小さじ1(3g)
作り方
【手順1】下準備
乾燥した緑豆春雨は、春雨同士が引っかかって、取り分けづらいので、先に50g分取り分けておきましょう。
長ネギとにんにくのみじん切りも先に作っておきます。
あとで焦らないために、小さい計量カップなどで【調味料(煮汁)】をすべて混ぜておきましょう。また別の計量カップに酒と豆板醤を入れかき混ぜておきます。
【手順2】120℃でにんにくを炒める
Reproにフライパンをセットしてスタートボタンをタップしてください。120℃に自動的に加熱を開始します。ガスコンロの場合は弱火で火をかけてください。今回は中尾アルミ製の「キングフロン浅型24cm」のフライパンを使用しています。だいたい直径が24cmぐらいのサイズが最適です。
120℃に達してピッとアラームが鳴ったら、サラダ油を入れてにんにくを炒めます。ガスコンロの場合は、温度がよく分からないので火をかけたらすぐにサラダ油とにんにくを入れてしまいましょう。あくまで弱火で。
【手順3】豚肉を炒める
にんにくに火が通り、香りが立ってきたら豚ひき肉を投入して炒めます。
豚ひき肉に火が通ってきたら、長ネギ、酒、豆板醤を入れてよく混ぜます。
長ネギや豆板醤の香りが立ってきたら、混ぜておいた【調味料(煮汁)】を入れてください。
【手順4】春雨を煮る
煮汁が沸騰してきたら、緑豆春雨を投入し、Reproを使っている方はスキップボタンをタップしてください。(5分間のカウントダウンが始まります)
ガスコンロの方は火加減を調節してそのまま。キッチンタイマーがあったら5分間をめどにカウントダウンを。
5分間をメドに春雨を煮ます。途中で水分が足りなくなるようなら、差し水をしてください。あまりに蒸発量が多かったら、この時点から、ふたをかけて水分量を調節してもかまいません。
5分間煮て、ちょうど良い煮汁の量まで煮上がっていたら、ふたをして3分間蒸らします。Reproを使っている場合は、5分経過するとアラームが鳴るので、アラームが鳴ったらふたをしてください。
仕上げにごま油を回しかけて、香り付けして完成です。
とっても簡単ですが、春雨の中まで肉汁のうまみが染み込んで、ごはんがいくらでも進んでしまいそうになる一品の完成です。